てつ「ま、そろそろ"まとめ"になりますが。」
ズール「もう一杯、頼んでしまったんですが。焼酎を」
てつ「マジすか? じゃあ、俺もいっちゃう。 今度こそラストで。」
ズール「OK。」
てつ「まあ今日はオ○ニーを諦めているので。」
ズール「もちろん僕はしますけどね。」
てつ「(笑)」
※オーダー
てつ「で、まあさっき渡したDVDの一つは、電気グルーヴのラジオの音源で。ファイルの順番はバラバラになってると思うけど、名前が第001回から第040回ってなってるから。まあ順番に再生していけばいいんだけど。もう1枚のほうの、"(好きな酒はやけ酒)ネットラジオ関連"の方は、ICレコーダーの都合上、タイトルをつけてなくて。頻繁にファイルを分けてるでしょ? それがまとめてフォルダに入ってるんだけど。"ズール氏、第1回""第2回"とか"Con第1回"とか。フォルダは分けてある。でも、ファイル名が数字なのね。録音時刻がファイル名になってるから。・・・その辺、混乱するかもしれない。」
ズール「その辺は聞けばわかるでしょ。」
てつ「わかると思う。ただ、ひとつひとつファイルの大きさがバラバラだから。PC上で並び替えすれば大丈夫だと思うけど・・・でも、一回、小さいファイルを連続で聞くにはmp3プレイヤーとかに落としたほうが聞きやすいかもしれない。録音起こしを前提に録ってるから。」
ズール「まあ上手く結合する手もあると思うし。」
てつ「・・・そんな、熱心に聞くものでもないと思うけどね。」
ズール「一応、相手が僕以外の人の音源は気になるので。」
てつ「そう?」
ズール「電グルよりか気になる。オールナイトはちょいちょい聞いてるので。」
てつ「でも、飲んでる回数が一番多いのは、相手が君のときだから。あとは・・・録ってテープ起こししてないのは、バーベキューの2次会と、むーの第2回くらいじゃないかなあ? Conの第2回はあったかな・・・」
ズール「まあ、ふらっと。特にやることがない時に聞きますよ。」
てつ「でもね意外と、自分が喋ってるのを聞いててもね、そこそこ面白かったりするよ。『俺、こんなこと喋ってたんだ』とか。そこらのラジオより聞けるかも。」
ズール「自分のやつってねえ・・・。」
てつ「ただ、始めのうちは自分の声に違和感を感じるかもしれない。」
ズール「そうそう。」
てつ「俺もそうだったもん。『俺ってこんなに鼻声か?』と思った。」
ズール「・・・今日はわりと、しょうもないことも多いけど、わりと理路整然と喋った感じがある。暴走はしてない気がする。ラーメン屋にいたときが一番イッてたね。」
てつ「(笑)」
ズール「感情的になってた。・・・でも、まあ・・・30って歳だと信じたいね。」
てつ「半年もすれば慣れるって!! 俺もそうだもん。」
ズール「違う違う。なんか、落ち着きたいんだよねえ。」
てつ「じゃあ結婚しろ。」
ズール「違う違う。そっちの"落ち着きたい"は全然、思わない。」
てつ「ダメだよ。毒を吐き続けなきゃ。」
ズール「そういう落ち着きじゃなくて。"毒は吐くけど、落ち着いてる"と周りから思われたい。」
てつ「(笑)それは贅沢じゃないですか?」
ズール「だって・・・」
てつ「でも、"毒を吐いて、ガツガツしてる"ってのはなりたくないな。」
ズール「そうじゃん? "あいつ一生懸命、弁解してるよ"みたいにとられるのが嫌なんだよねえ。」
てつ「そうだね。それは嫌だね。」
ズール「本当に嫌いなものを、本気で言ってるだけなんだよ! "気持ち悪ぃ!!"て言ってるだけなんだけど、なんでそれを『・・・そういう年頃だよねえ』とか言われるのがなんか!! お前らの方が、クソみたいなこと考えてんだろ!! といいたくなる。んだけど、まだ優しいだろ、こっちのほうが!? だから落ち着いてる感じに見られたい。まだなんか『自分をないがしろにすんなよ』みたいな感じの・・・。」
てつ「まあ、さすがにそれもいわれなくなってきますよ。『自分をもっと大切にしろよ』とかは。」
店員「恐れ入ります。ただいまの時間でラストオーダーになります。」
てつ&ズール「もういいです。」
てつ「・・・いいね。一回、女子高生に言ってみたいね。『お前、自分をもっと大事にしろよ』とか。」
ズール「ああ・・・僕は全然、言いたくないね。」
てつ「まあ、今の女の子はそんなんじゃホロりといかないんだろうな。」
ズール「もうね。『銀と金』のセリフから。『死ね。死んでから道が開けるんだよ』と包丁持って、クッてあてるシーンがあるんだけど。」
てつ「でも、ヒドイよね。若い子の感性は。俺は生涯いちばん愛して、今でも好きなところある女の子に、告白したとき、『マジで? 超ウケる!』とか言われたもん(笑)」
ズール「まだいい方だね。・・・だって、言ったって君は勝ち組だもん。」
てつ「『マジで? 超ウケる!』で、思いっきり外されたんだよ? 『今度、メシ食いにいこうよ』とか言った時に。」
ズール「僕の聞いた話で、一番ヒドイのは、告白したら『その告白、成功すると思ったの!?』て言われたっていう。」
てつ「はははははは。」
ズール「女に『本当に好きなんで、付き合ってください』って言ったら『その告白、成功すると思ったの?』って。そんなカウンターパンチ打ってくんの!? 世の中、怖いじゃん!? て思った。」
てつ「勇気出したのに。」
ズール「勇気出したのに! ・・・なんか、ボブチャンチン系の。」
てつ「ロシアンフックで。」
ズール「ロシアンフックをカウンターで持ってくるんだよ!!」
てつ「・・・でも、ボブチャンチンもさ・・・こないだ記事を読んだんだけど、もう身体ボロボロなんだってね? 全盛時のフックなんてもう打てないって。肘がくだけちゃうくらい悪いらしくて。もうボロボロだって言ってた。」
ズール「だって体重だってヘビーに上げてから、また落としてきたんだもんなあ・・・。それでも高橋義生を1発でKOしたりしてたけど」
てつ「そう、90キロにね。落としてるし。それが本来の体重だって言われてたけど。まあ、歳には勝てなかったというか。90年代初頭からやってたからね。」
ズール「だってヒョードルさんだって今、34歳だけどやばいもん。」
てつ「ホントにね。今、何をやってるか知らないけど。・・・2007年くらいから事実上の引退にはなってるけど。もう、出れないって。"まさかの復帰!?"とかたまに書かれるけど、身体的にはありえないって、その記事には書いてあった。」
ズール「それを言ったら桜庭さんもそうでしょ。」
てつ「そうだよねえ。耳が取れちゃうしねえ。」
ズール「取れちゃうしねえ。『トレタ・トレタ』って。」
てつ「それはぺタスだろ(笑)『オレタ・オレタ』って(笑)でも、ぺタスは稼げてるからいいじゃん? 極真の道場主とかやって。」
ズール「佐竹さんみたいに『百歩神拳を打ってみてください』とか言われて(笑)」
てつ「佐竹さんだって今『人生道場』とか『人生塾』みたいのやってるじゃないですか。」
ズール「竹原みたいな感じの。」
てつ「(笑)そうそう」
ズール「だから・・・いいんだよ! 否定はされるけど、強さのレベルはあるけど、ある時期で"引く"ほうが、強さのイメージは残ると思うだよね。伝説化して。」
てつ「ボブチャンチンも、そんなに賞金を稼いでるわけじゃなかったから、今のままの知名度で食っていけるのかなという心配はあるよね。埋もれさせたくねーなあと思って。コーチとかやんねえかな、と思って。」
ズール「いやいや。今の、格闘技界全体の冷え込み、ってのが恐ろしいじゃん?」
てつ「まーそうだね。」
ズール「だって、K-1の王者の京太郎っているじゃん? あいつなんか家賃3万のところに住んでるだってよ? 風呂なんてこんなちっちゃいのに入ってるらしいよ? 王者が3万ってさ!? 俺なんかもっといいところに住んでるじゃん。41000円だもんね。勝った! ていう。」
てつ「そりゃ下手するとオードリー春日にも負けてるかもしれんな。」
ズール「春日にもねえ。だって、この辺に住んでるんでしょ?」
てつ「ここらへんだから、立地的には良いところだからなあ。」
ズール「だから家賃、もうちょっとするでしょう? それを考えると、"強さ=金"の時代じゃなくなったんだよ。"戦うことが好きだ"って人間を応援したい。カッコイイと思うし。」
てつ「でもね"強さ=金"の時代が、俺は一番好きだったんだよ。だって・・」
ズール「マーク・ハントか。」
てつ「そうそう。マーク・ハント。」
ズール「『マネー・マネー・マネー・HAHAHA!』って言ってたもんね。いや、それはそれで良い時代だったけど。」
てつ「こないだクラブのおネーちゃんと話しててさ、『俺はハントの金づるなところが良いと思うんだけど』って言ったら、おネーちゃん『そう? 私はミルコを追ってPrideに参戦したところが好きだわ』って言われてグッと来た。『この女いいな!なかなか話せる!』と思って。・・・て、思ってたの。で、しばらく格闘技の話してたらK-1の選手にすごい詳しいことがわかって、ここだと思って『K-1の初代王者は?』って聞いてみたらわかんなかった。じゃ、ダメだな。"にわか"だな、と思って。」
ズール「ブランコ・シカティックだな。」
てつ「そうそう。ブランコ・シカティックを知らなければ、俺は認めない(笑)」
ズール「"伝説の拳"だよ。」
てつ「『K-1初代王者は?』『ええー? ピーター・アーツとか?』って。ピーター・アーツは第2代王者なんだよねえええ。」
ズール「『アーネスト・ホーストとか?』とか言うんでしょ?(確率で)。それ言ったら、ウチの母ちゃんのメールアドレスなんて"○×△□・ナンコップ"だからねえ。」
てつ「(笑)ミルコ・タイガーだ。」
ズール「ミルコ・タイガー(笑) でも、あれも後からついてきたようなもんだからなあ。」
てつ「おネーちゃんに『ミルコのフルネームは?』って聞いてみるべきだったかもしれない。」
ズール「ミルコ・クロコップ・フィリポビッチだからねえ。そんなこと言ったら、朝青龍の本名とか聞かなきゃ。」
てつ「あ、俺はわかんないわ。なんとかスレン・なんとかドルジ。」
ズール「ドルゴルスレン・ダグワドルジ。」
てつ「じゃ、兄貴は?」
ズール「えーと、ドルゴルスレン・スミヤバザルだ。」
てつ「あ、モンゴルでは苗字・名前の順なんですね。」
ズール「そう。ドルゴルスレンが苗字。・・・それはさ、地下鉄サリン事件の時の"メチルホスホン アセトニトリル"とか"モノイソプロピル"とか。"一応、覚えている"系の。」
てつ「(笑)」
ズール「とりあえず円周率を全部覚えてみるとか。」
てつ「サリンの時は、ホーリーネームとかあったなあ。マンジュシュリー・ミトラとかウッパラヴァンナーとか。いろいろあったけど忘れちゃった。」
ズール「なんか・・・にわかに覚えて、にわかに残ったままな。シャクティーパットとか。」
てつ「(笑)」
ズール「パンパンパン! て叩くアレ。」
てつ「ゾンビ事件。ゾンビじゃねえや、ミイラ事件。・・・あれ、冗談じゃねえって。ウチのアパートから死後1ヶ月経った死体が出てきちゃってさ。」
ズール「きゃー。」
てつ「なんか、しばらく家賃払ってないなと思ってた人――ていうか、その辺は俺が管理してるわけじゃないから知らないけど――」
ズール「きっついなあ・・・」
てつ「最近、音沙汰がないなあと思ってた70歳くらいの爺さんがいて・・・」
ズール「ここから先は18歳未満はお断りです。」
てつ「(笑)その人の生活を調べに、地域支援センターから電話がかかってきて。『お宅のアパートにお住まいの○×さんと、連絡がとれないから、そっち行っていいですか?』て聞かれたから。どうぞ来てくださいって言って。『鍵があかない』っていうから、ウチ大家だからマスターキーを貸して。で、中に入ってたら、玄関で死んでた。で、救急車が来るわパトカーがくるわ。」
ズール「まあ、そうなるわなあ。」
てつ「しかも、その爺さん、部屋をゴミ屋敷にしてやがって。」
ズール「まーひどいだろね。」
てつ「もう、ホントに玄関に入って、ちょっと小上がりみたいになってるところから全部ゴミなの。で、ゴミに埋もれるようにして、脚を天井に上げて、死んでた。で『事件性は無いか?』て話になって、その場で法医学者っつうか、鑑識が来ちゃってさ。で、しばらくしたら寿命で死んだって、事件性は無いことがわかったんだけど。その後に、その爺さんは身寄りがない人だったからさ。家族いないし。で、調べてみたら弟がいることがわかって、電話したら、『縁を切ってるから知らん』って言われて。さらに姪がいることがわかったから、電話して『遺体を引き取ってください』って言ったら『そんなのとんでもない。嫌です。』って返ってきて。結局、区のほうで面倒を見てもらったんだけど。で、まあ遺体の方は何とかなりました。残るはゴミ屋敷のほうだよね? で、30万もかかったんだよ!? その部屋をもとにもどすのに。」
ズール「うわああ。」
てつ「ちょっとした汚れだったらさ、経営してるウチの親戚みんなで片付けちゃうんだけどさ。もう床もベロベロだし、流しはサビだらけだし。さすがに業者を呼ばなくちゃなんなくて。」
店員「恐れ入ります。お先にお会計のほうよろしいでしょうか。」
てつ「はい・・・2700円!」
ズール「OK。」
てつ「・・・で、トラック2台だよ。荷物。」
ズール「ゴミという名の。」
てつ「ゴミという名の。」
ズール「・・・きっついわあ・・・『なんでそれでおめー生きてるんだよ』て感じだわ。」
てつ「で、ウチは敷金もらわないシステムだからさ。敷金もらわない代わりに礼金2ヶ月ってシステムだから。全部こっちもち。」
ズール「ああ・・・そんな部屋、住みたくねえしなあ。」
てつ「そう。だから、次の住民にバレなきゃいいなあと思ってるんだけど。『綺麗ですね』って言ってくれればいいんだけど。」
ズール「まあ骨組みさえあればねえ。リフォームはできるから。」
てつ「最悪リフォームするにしても、建物全部にわたって工事する金はまだないから。ま、とりあえずはその部屋だけってことになるけど。・・・だから、儲かってねえですよ。ウチのアパート経営。」
ズール「もうちょい家賃とか厳しくしたほうがいいんじゃないの?」
てつ「だから、きれいにリフォームして、家賃あげてくしかしょうがないんだけど。・・・一年間見たけど、あがりが数十万しかなくって。その数十万も、今回みたいなことが起きると全部とんでっちゃうからなあ。・・・慈善事業ですよ。」
ズール「それだって、借りてる側から言わせると、『これ、もうちょっとなんとかなんないの?』とか思うけどさ。ウチの彼女の部屋なんて、ガラス網戸がパラパラこぼれるんだもん。上の階の奴はドンドン・ドンドン音を響かせてくるし。・・・でもねえ、前のうるさい住人は引っ越したんだよ。一時期、すごいうるさくて、ブッちぎれて、殴りこんでやろうかと思ってたんだけど。上の階のどっちの部屋かわかんなかったからできなくて。ある日『すごい音で、毎日おびえて生活してるんですけど。今も。』って携帯から大家に電話かけて、説明したんだけど。」
てつ「(笑)でもねえ、本当に事件だったら怖いしねえ。」
ズール「音としておかしいんだぜ!? ガーン!! って。」
てつ「パワーウェイブ撃ってるんだ。」
ズール「それどころか『パワー・ゲイザー!!!』って。」
てつ「(笑)」
ズール「連発だから『トリプルゲイザー!!!』って撃たれてるんだよねえ。それか・・・スクリュー・パイル・ドライバー。ドーン!!」
てつ「しかもスペシャルのほうかもしれない。」
ズール「ドーン!ドーン!ドーン!ってね(笑)そんな感じで。今はたまに調子こいた音するくらいで済むようになったけど。」
てつ「でもねえ、俺は今の家に引っ越してわかった。鉄筋って意外と響くんだよね。」
ズール「響くよ。」
てつ「ちっちゃい音は気が付かないけど。重い音は響くね。・・・住む場所は考えたほうが良い。さっき渡した『28歳からのリアル』って本にもいろいろ載ってるけど。特に、若いうちからマイホーム買ったほうが得か、一生賃貸で暮らしたほうが得か、みたいな議論。28歳からマイホーム持つ事を考えると、賃貸と比べて得するのは80歳以上になってからなんだって。トントンになるのが80歳くらいなんだって。80歳くらいにならないと、少なくとも儲けることはできない。ただ、土地っていうことを考えると、それは財産になるから、そういう利点はある。逆にデメリットで言うと、働き先から『転勤してくれない?』って言われた時、そう簡単に移動できなくなる。どこに住みたいかの自由をもちたいなら、賃貸に軍配が上がる。『さて、あなたはどっちを選ぶ?』みたいな話で終わってるんだけど。その辺の問題は深いですよ。」
ズール「まあ、その辺は大丈夫。実家が持ち家になってるわけじゃん? だから婆ちゃんとかも住めるし。」
てつ「ウチの場合さ、2人兄弟で、兄貴がたまたま別の所に家を買ったから、今の家は俺のものになるけど。君の所は兄ちゃんが継ぐ可能性が高いじゃん?」
ズール「ああ。全然いらない。あげる、あげる。」
てつ「じゃあ自分は賃貸で?」
ズール「ああそういうのは全然。欲しい人にあげる。そういうので争う気はないし。別に、僕が面と向かって"嫌い"とかい言う権限さえあれば・・・僕は"あの家に生まれたから、こういう利益がある"とかは全く欲してないから。それが問題になった時に譲りあわないんなら、それは欲しい人にあげるし。家を継ぐように育てられた覚えもないし。義理があるわけでもないし。サバサバしてたいから。」
てつ「ま、俺の場合は、一人の収入で兄貴から家を買い上げる金はないから。親父が死んだら、兄弟の共有名義にして、固定資産税は俺が払う、みたいになるんだろうけど。」
ズール「しっかりしてるなあ(苦笑)。」
てつ「でもね・・・固定資産税が高いんですよ!! 鉄筋は!! ウチの家ごときでも25万から30万かかるもんね。今、俺が払わなきゃいけないわけじゃないから、なんとか暮らしていけてるけど。」
ズール「それは、自分の代になってから、利益と総合して考えればいいんじゃないの?」
てつ「でも俺、結婚相手いないでしょ? 結婚できたとしても、子供が生まれない身体だから。2人で住むには高いよあの家は・・・」
ズール「売っちゃえばいいじゃん。」
てつ「親戚と同じ棟に住んでるから、(一族以外の人は入れたくない無言のプレッシャーで)売れないんですよ。買うほうも嫌だろうし。"貸す"ってなら大丈夫かもしれないけど。ま、親族は嫌がるでしょうね。」
ズール「『知らないよ、お前らが何してくれたよ?』って言っちゃえばいいじゃん。」
てつ「一番いいのは、兄夫婦がウチに来ることかもしれないけど。」
ズール「うん。」
てつ「でも、ウチの兄貴はこっちの親戚嫌いだし(笑) 来たら、俺の部屋はなくなるし。」
ズール「じゃあ貸して、その金で自分の住むところ見つけりゃいいじゃん。しがらみにする必要はないよ。だって"嫌い"なら"嫌い"で捨てちゃえばいいんだよ。捨てる分には、向こうは"放棄した"ってんで自分の旨味だけ吸おうとするんだもん。自分で稼げるだけ稼いで、それで生活していけるのが一番いいじゃん。単純に"何もしないで暮らせる"とか思わなければ・・・」
てつ「そうだね。」
ズール「何かで稼いで、何かで生きる力があれば、それが基盤になるから。」
てつ「で、『何か書いて暮らしてえなあ』とは思ってたんだけど。」
ズール「そこまで行くんなら、貯金が必要だよね。」
てつ「まあ、4・5年は暮らせる金は、40までに作るつもりでいるけど。」
ズール「書くことに価値観をあわせないといけないよね。それに対しての活動をしなければならないからね。業界に精通するとか・・・。」
てつ「マーケティングの時代ですからね? 良いモノ書いても売れないからね。」
ズール「良いものかどうかは・・・それは"売れたモノが良いモノ"なんだよ。」
てつ「良いモノ書いたつもりでも、市場が受け入れてくれなければねえ。」
ズール「良いモノなんて、売れたモンなんだからさ。」
てつ「そういうことになりますね。」
ズール「しょうがないじゃん。そこは。『自己満足で、これだけ金が稼げるのは、ありがたいことだ』って考えないと、"売る"っていう商業主義のほうに――要はさ、芸術家気取りで結局はイラストレーターやってて、求められてるモノ出してるってことなんだからさ。」
てつ「フリーライターもそうだよね。求められるモノ書けないと、暮らしていけないし。」
ズール「それもそうだし。そういうのも書ける技術は持ってないとしょうがないし。むしろ"売りたくないな"くらいのモノを出して、売れちゃえばいいじゃんと思う。"お金になることをやる"っていう負い目は必要ないわけだし、"売れないこと"に対する負い目も必要ないし。どっちも必然的に"売れるなら勝ち"なんですよ。そこで、なんか『売れるからなあ』『売れないからなあ』って考えるんだったら、作品を書くことに対してよこしまな意見になるから。書くんだったら"売れるものを書く"とか"売れないけど、知ってほしい人にだけ書く"のどっちかに焦点をしぼるしかないんだよ。そこに言い訳してるんだったら、その言い訳が結局ジャマになってくるから。」
てつ「そうだね。それはいえてるね。」
ズール「もう、やるんだったら『絶対に面白いと思ったから書いた』で、終わりでいいんだよ。『売ったら売れたで良かった』ということになるし。ただ、書くのに余裕が必要だからお金が必要で、それは稼がないといけないっていうだけの話。直接的に『これはお金になる』って思って書いてる人は、それがホントに売れればいいけど、売れない場合は確実に餓死するから。」
てつ「(笑)」
ズール「命なんて賭けなくていいんだよ! でもみんな賭けるんだよね。知らないけど。命を賭けたほうがカッコイイと思ってやがるんだ。・・・バカだなあと思うんだよ。」
てつ「はははははは」
ズール「・・・今、最大限に毒を吐いた(笑) もう最近、そこらへんのことが気にかかって気にかかってしょうがないんだよ。なんなのあの人ら? 『魂を売る』だ『売らない』だ、そんなことばっかり言ってて。『(世間に)うけるはずだ』とか言って、(現時点で)うけてないんだから・・・『はずだ』なんてことはないんだよ・・・。だって"時代"とか色々あるんだから。だったら何に快感を求めるかって言えば、『描ききった!!』てスッキリしたかどうかだけで良いじゃん?」
てつ「そうだね。そこが究極かな。」
ズール「そうやって描ききって、売れなければ、自分の感性がおかしいってことになるんだから。だから描ききるまでの余力、描いている間、誰にも迷惑をかけないってことが大事であって、それを背負って描いたってところが一番カッコイイところなんじゃないかなあ。うけなくてもね。」
てつ「・・・最近、俺が思うのはね。君がブログに『考えなくてはならない。考えなくては。』ってさかんに書くじゃないすか?
で、俺は・・・今まで、考えないで来たなあ・・・・・・と。」
ズール「おいおいおいおいおい。」
てつ「(笑)」
ズール「おいおいおいおいおい。」
てつ「どっちかって言うと、感情の方を大事にしようとしてきたなあ、と。」
ズール「まあ、それもいいけどさ・・・おいおいおい。」
てつ「考えるよ? でも裏返して、表返して、また裏返して・・・ていう人もいるじゃないですか。そこまではやめといて、いかに"ライブ感"を楽しむか、というか。『感情に起伏があるほうが、面白いじゃん』というところに重点をおいて暮らしてきたなあ、という感じはすっごい、する。」
ズール「変な言い方かもしれないけど・・・そこでカタルシスが生まれたりして、それで満足しちゃったら・・・ヤバイんじゃないか?」
てつ「俺、"30代をどう生きるか"みたいな計画性もないもん。『今日はしんどいか、しんどくないか』だけだね。」
ズール「なんかねえ・・・疲れてくると、ぐちぐちぐちぐち考えるのも嫌になってくるんだけど・・・そのネチネチ考える時間っていうのが、本当にくだらない気もするんだけど、なんかね、"層が厚くなってる"気もあるんだよね。『そう考えてるんだったら、こうも考えられるよ』的なことをずっと回してると・・・なんか、何も救われないんだけど・・・」
てつ「修行してる感じがする?」
ズール「・・・何個も答えがあるんだよ。『ダメ』って言っちゃえばいいじゃんってところでも。」
てつ「レベルはあるよね。」
ズール「『なんとでも言えるじゃん』とかってなってくるから。」
てつ「それは段階があっての話でね。」
ズール「『お前の絶望がそこだったならば、お前が見た絶望の先には、もっとヒドイ絶望がここにはあって、まだ絶望なんだけど、まだ考えてるぜ??』て感じになっちゃってるから。何にも。なんか、もうちょっと絶望を味わってみないと、何もわかんないかもしれない。」
てつ「割とだから相対的に考えているんですね。・・・・・・ま、この時間帯まで起きてるって事は、明日は仕事場で確実に死ぬんですけれども」
ズール「(笑)そうね。」
てつ「それでも、このシチュエーションを楽しみたい、という感情がある。そういう感情を優先して生きてきたんだなあと思う。俺は、特に病気になって以来、あんまり考えると眠れなくなるからね。『今日は楽しかったな』『明日も楽しいかな、つらいかな』ということしか意識しない。」
ズール「ああー。僕は、そこらへんがすっきりしないまま過ごしてきたから。『なんでこの人こんなにくだらないのかな?』ということとか、新しい情報が入ってくると、そのたびに"考える"んだよね。どうしても。『自分の中で納得がいくことをやってないのかな?』とか、あーでもない、こーでもないと。やってないと。」
てつ「俺はね、その辺のことは、外部に求めるね。」
ズール「(笑)ああ、他の人に答えを出してもらうのか。自分で考えるより(笑)『お前らで考えろよ』って言っちゃうのね(笑)」
てつ「でも、それはそれで良いところがあってね。『俺はこれの答えを知りたいんだ!』っていって"考える"んじゃなくて"調べる"の。そっちの方に行くと、いっぱい寄り道するけど、そこで得るものもある。」
ズール「それはでも、似通っているような。」
てつ「でも、その方法だと、いつも確実に正解にたどり着けるわけではない。自分で考えた答えじゃないから、『そういう考え方もあるんだ』で終わっちゃうこともあるし。『あ、そうだったんだ!』っていうこと(他人事)もあるし。・・・それが悪いクセになると、自分で考えて出した答えも『これでいいのかな?』て揺らいだものになってしまう、ということもある。 なんか悩み事があって、自分の中で解決するアイデアを見つけたときに、そこでもまだ自分を疑っちゃったりとか。」
ズール「ああ。ああ。突き詰めたつもりが。」
てつ「『俺ごときが考えた解決法だしなあ。もっとベターな答えがあるはずだよなあ』と思っちゃう。そこに"疑い"が来て、絶対的な価値にはならないんだよね。」
ズール「なんというか、そこらへんは、自分の中の"美学"に置き換えて考えれば・・・」
てつ「あ、そうか。だからそれも"選択"なのかもね?」
ズール「そう。"飛翔点"を見つけるんだよ。」
てつ「『俺は、この答えで俺は行くんだ!』って"決める!"ていう。」
ズール「そいつにとっては納得のいかない答えになるんだろうけれども、自分では受け止めてる状態じゃないと。」
てつ「『今日は、そういうことにしとく!』みたいなね。で、心の中に留め置いて、次にもっとすごい奴が現れたら、『そいつから学べばいい』みたいな。」
ズール「そうそう。『あ、そっちもあったか!?』みたいなね。だから『生肉』でスベるってのは、要はその手前の段階で"(考えが流れる)水路"が無くなって、完結しちゃうっていう場面になってるんだよ。で、そこに『自分があわせていかないといけないかな』って"戻る"のは、解決として1つあると思うけど、『あんま、おもしろくねえや・・・』『つまんね。』って離れるのも答えだよな。・・・"ピー"だなここは(笑)」
てつ「(笑) だから、同じ話題で、メンバーが違う・ウケる人を探すのも手だし、同じメンバーで、違う話題を見つけるのも手だし、ってことで・・・・・・・・・なんか、最初はアイドルのこととか語ってたけど、最終的には"イイ話"になりましたねえ?」
ズール「はははははははは。」
てつ「うーん。」
ズール「いや、今回はけっこう濃密な話をしましたよ!? アイドルの話だってイイ話だよお? て。悪い話なんて一個もしてないよお?」
てつ「平日呑みは時間が限られてるから、密度が濃くなるのかもね。んじゃ・・・今後のズール氏の活動告知など。あ、ここで編集点を作っておこう。」
(もうちょっとだけ続きます!!)

